請負の仕組み
請負とは?
請負とは「請負会社」(A・サポート)が「発注元」(企業様)から業務を請け負い、A・サポートの従業員(正社員・契約社員)がA・サポートの指揮命令により業務に従事する契約形態です。
発注元企業様の工場の一部を借りて業務を行う場合などは労働者派遣か請負かを明確にし、それに応じた安全衛生対策や労働時間管理などの適正化を図ることが必要です。
請負のポイント
- 請負料金は出来高契約です。
- 労働者の採用費や研修費等の経費削減となります。
- 労働者への仕事の指示はA・サポートで行います。
- 社会保険、労働保険等の各種保険はA・サポートの負担になります。
- 期間の制限がありません。
人材の活用例
状況に応じて業務請負を利用することで、効率よく成果を上げることが出来ます。
ここでは目的・メリット別で項目を分け事例を紹介します。
ムラのある生産工程での業務請負【製造ライン】
▶︎製品の生産工程にムラがあり増産時と減産時の生産量が大幅に違ってしまう。増産時に対応できる社員を抱えてしまうと減産時に人手が余ってしまう。(減産時が夏に2か月位・冬に2か月位の繰り返し)
▼この場合は派遣を利用することも出来ますがクーリング期間(3か月)を設けることができません。 時期が来ると抵触日を迎えてしまい派遣を利用できない期間が出来てしまいます。その際増産時に対応することが出来なくなってしまいます。そのため増産時に稼働する製造ラインの請負ました。
増産時のみ製造ラインを請け負ってもらう為余分な人件費をかけずに済みました。また何度も依頼をしていると慣れてくる労働者も増えている様で製品の品質等の問題も不安が無くなってきました。
短期集中業務の対応【年末調整業務】
▶︎社員を多数抱える企業では年末調整の業務だけで膨大な仕事量となってしまう。数日間だけの業務に10名ほどの人員が必要となる。
▼数日間だけの業務だと原則として派遣契約ができません。年末の忙しい時期に10名の労働者に仕事の指示をするだけでも相当な時間が必要となってしまいます。業務を請け負い、A・サポートの間担当者が労働者に仕事の指示をしました。
人材だけの手配だと仕事の指示をしたり業務のチェックをその都度しなくてはなりません。業務ごと請け負ってもらう事により業務の効率化が図れました。また、事前に担当者と打ち合わせをする事によって安心してお願いすることが出来ました。